映画のこと②

 久々に映画を観に行きました。大宮に今年4月にオープンした、Ottoというミニシアターです。ここは1Fがカフェ、2Fがシアター、その上がシェアハウスという面白い造りの場所です。
 Ottoについてはまたにして、鑑賞した作品は『犬の裁判』です。2024年のカンヌ映画祭で、パルム・ドッグ賞を受賞しました。スイスであった実話で、人を3回噛んでしまった犬が裁判にかけられ、安楽死させられてしまいます。人を3度噛んだ犬は安楽死ということが、スイスでは法律に定められているそう。スイスはペット先進国の一つで、しっかりと保護されているかわりに罰せらることもある、ということでしょうか。
 どうも府に落ちません。ペットを飼っている方なら承知のことだと思いますが、彼らはご飯を食べている時は無防備なので触られることを嫌がります。私も家の猫がご飯を食べている時やグルーミングしている時などは、触りません。映画では、噛まれた被害者の女性(裁判の原告です)は犬にポテチをあげ、食べているところを触ろうとして噛まれました。犬は何かされると思って、自衛のためだったのかも。全面的に犬が悪い、と判断するのは誤りだという気がします。
 映画からちょっと離れてしまいますが・・・。熊やイノシシなどが人を襲った、という事件は結構あります。ただこれらも全面的に彼らが悪いと決めつけることは出来ない、と思っています。人間が野生動物の暮らす地域を荒らして、彼らは本当は人間の近くには行きたくないけれど、食べるために山里に降りてくる。野生動物の専門家の方々から、もっと彼らの生態を聞きたいものです。
 飛躍かもしれませんが・・・。地球に暮らしているのは、人間だけではありません。いろいろな動物、植物、生命体が生きています。人間だけが自分勝手に開発という名目で自然を破壊し、今になって”地球温暖化”による異変にあたふたしています。何とか上手く共棲する方法は、考えられないのでしょうか?宇宙規模で考えると、人間も動植物たちと同じ地球の生命体の一種です。宇宙人がやってきて、人間だけが排除されるかも・・・?

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